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日本語入力を楽にする!マイナー配列のススメ 行段系配列編

 あなたはPCで日本語を打つとき、どの配列(方式)を使ってますか?ローマ字打ちか、かな打ち。ここを訪れているほとんどの方は、この2つのうちのどちらかを使っていると思います。

 

でも、この2つの配列、なんだか疲れませんか?それにタイパータイピストの方々はなんだか限界を感じませんか?ローマ字に限界を感じてかな打ちに転向したはいいものの、かなはかなで限界がある気がする。そのような方もいらっしゃるかもしれません。

「でもこれら以外にPCで使える配列はないんでしょう?スマホじゃあるまいし。」

いえいえ、そんなことはありません!時は21世紀、グローバルインターネットの時代、使える配列は無数にあります。

この記事では俗に マイナー配列 と呼ばれる配列をいくつか紹介しようと思います。今回はローマ字拡張系と行段系です。


 

 

1 ローマ字拡張系

 まずは多くの方が使っているであろうローマ字入力を拡張する配列から。

 

1.1 AZIK

 マイナー配列の中でも有名な配列で、基本はQwerty配列ローマ字入力ながら、撥音拡張や二重母音拡張、打ちづらいストロークを置き換えるストロークなどなどを実装しています。ローマ字入力と基本が変わらないため、学習コストが低く、しかし機能は豊富、効果抜群なため手軽に現在の環境をさほど変えずに実装できるのが強み。

 

AZIKhttp://hp.vector.co.jp/authors/VA002116/azik/azikinfo.htm

 

1.2 DvorakJP

 日本語も英語も打ちやすい素晴らしい配列、 Dvorak配列 での日本語入力を更に打ちやすくさせる拡張です。特徴としてはAZIKとほぼ変わらないが、Dvorak配列の特徴(母音が右手中段に集まっている)上拡 張の並びがとてもわかりやすくなっています。Dvorak配列ローマ字使いにはAZIKではなく、こちらをおすすめします。

 

DvorakJP:http://www7.plala.or.jp/dvorakjp/

 

2 行段系配列

ローマ字と似ているけど結構違う、特徴が尖っている(変態的な)配列群。

 

2.1 つばめ配列・こまどり配列

 どちらとも、 基本的な仮名をすべて中段だけで打てる 配列です。つまり指をほとんど動かさなくてすむということです。入力の速さでは

く、楽さを追求した配列。具体的には、

A

S

D

F

G

H

J

K

L

;

  このキーたちに、1打鍵目と2打鍵目に違う意味を与えるのです。1打鍵目を子音指定、2打鍵目を母音指定に用いることでたった10キーで仮名が打てるのです。

つばめ配列、こまどり配列の本質はほぼ同じで、どちらもAZIKのように入力拡張拡張が存在していて、こまどり配列についてはおまけに漢字まで打てます。スピードよりも楽さを欲す人には本当にこの2つの配列をおすすめします。

 

こまどり配列:https://github.com/semialt/komadori

つばめ配列:http://layout.kachoufuugetu.net/original/tsubame/

 

2.2 Phoenix

 Phoenix楽に速く日本語入力をする ための配列で、仮名の入力に必要なキーの段数が2段の配列です。このPhoenixの最大の特徴は 完全交互打鍵 です。

 

 キーボード配列において、楽に速く入力するためには交互打鍵が大事とされています。片手でせわしなく打つよりは、両手でリズミカルに打ったほうが楽なの は明白です。特に1文字に2打鍵かかる行段系配列では尚更。ローマ字にしろこまどり配列にしろ、すべての入力が交互打鍵になるわけではありません。

 

 このPhoenixは右手に子音、左手に母音を割り当てることで、すべての仮名を交互打鍵で入力できるようになっています。

Q

W

E

R

T

Y

U

I

O

P

A

S

D

F

G

H

J

K

L

;

 これにより両手をバランスよく使えるようになり、楽に、タイプ速度も上がります。更に、通常の行段系配列ではキーの「組み合わせ」があっていても「順番」 が違っていると正しく文字は出力されません。ミスタイプの原因です。ですが、Phoenixはこの点にもしっかり対策を施しています。

 

Phoenixは子音先打ちの考え方を元にして作られていますが、速度が速くなっていくと打つ順番が入れ替わることに対して、右手から(つまり母音から) 打っても同じ文字が出力されるようになっています。同じ「組み合わせ」であれば順番がどうであれ同じ文字が出力されるのです。そのため、タイプ速度が上 がってもミスが増えづらいのです。

こまどりやつばめもいいけど、速さもほしい、楽さと速さを両立させたいという方はPhoenixをおすすめしま

す。

 

Phoenixhttp://phoenixrt.kachoufuugetu.net/

 

3 あとがき

 今回はマイナー配列の中でもローマ字や行段系の配列を紹介しました。

本当にここで紹介したものに限らず、いろんな配列があります。気になったら調べてみてください。

次回は仮名系配列を紹介します。

 

4 注釈・用語

 

4.1 Qwerty配列

 キーボードの配列の一つ。最も広く普及していて、日本ではキーボードを買おうとすると9割はQwerty配列になり、ノートパソコンだとほぼ100%Qwerty配列になる。

見分け方は文字キーの一番上の段が左から

Q

W

E

R

T

Y

U

I

O

P

 になっていること。

歴史的経緯からあまり効率がいいとは言えず、とくに日本語入力においてはローマ字で入力することは苦行とする人もいる。

 

4.2 Dvorak配列

 Qwerty配列の使いづらさを克服するために作られた新しい配列。

交互打鍵率を高めるように設計されており、母音が右手に集中している。

見分け方は文字キーの中段が左から

A

O

E

U

I

D

H

T

N

S

 になっていること。

英字入力での効率の良さは当然として、この配列でローマ字入力を行ってもそれなりに打ちやすく、楽で効率もいい。