スーパーマリオ64の思い出(またの題は「マリオ64は愛される」)

 私はマリオ64が大好きです。と言っても発売当時からプレイしているわけではなく、2010年台からたまたま「こんなマリオがあるんだー」と思って遊んでみたのがきっかけです。

 これが面白いんですね。マリオが3Dで箱庭の中を自在に動きまわる、非常にたのしいゲーム性に、タイムアタック、さらには意図されていなかったバグなど、発売から20年立ってもいまだプレイヤーに飽きられることなくむしろ愛されるゲームです。

 ある日のこと、このゲームが好きで好きでしょうがないので、なんでこのゲームは面白いのか考えてみました。そして出た結論は バグとゲーム性のバランス でした。

 このゲーム、やたらバグが多いです。「ケツワープ」(BLJ)という後ろ向きに幅跳びして加速するバグから始まり、ある一定のスピードを越すと起こる壁抜けだの、壁キックで高効率加速だの(実はマリオシリーズで初めて壁キックができるようになった作品である)、加速した状態でスピードを維持して止まるというよくわからないことなど、とにかくバグが多い。これには

  • ニンテンドウ64のローンチタイトルで初めての3Dゲームだった
  • そもそもバグが起こる挙動を想定してデバックしていなかった(後ろ向きに幅跳びとか普通しないと思った)

などの要因があると言われています。このバグのせいで後述するようにTASだのタイムアタックだのが栄えたりします。

 しかし、バグが多いゲームというのは他にもあるわけで、このゲームが違うのは「バグがアクションゲームの要素として成立している」ということです。例えば、SFCでリリースされたマリオワールドはもうすでに最速クリアのために「任意コマンド実行」をしていたりします。最速クリアとはいえそれではアクションゲームではないでしょう。
 この点マリオ64はすごい。とにかく「バグを用いたアクション」でタイムアタックしているのです。例えば以下のTAS(理論上は実機でも可能なタイムアタック)動画では、通常起こさなければいけないイベントをスキップしながら、ボス戦であるクッパ戦のみを行うことで大幅なタイム短縮を行っています。

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もともとアクションゲームとして高い完成度を誇っているマリオ64に存在するバグが、アクションの方向に存在しているから、楽しい。面白い。バグを用いたアクションは、ただ訳がわからないだけでなく、やってて楽しいからこそ、バグとゲームのバランスがとれていて、だからこのゲームは飽きない。

いろいろなタイムアタックが世界で楽しまれています。このゲームの全クリアはスターを120枚集めることで、全クリを目標とした種目から、とにかくエンディングを最速で目指すという種目まで、いろいろな試行が行われています。

以下例:

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私もこんなタイムアタックを目指して色々遊んでました。やり込みましたねかなり。世界中からマリオ64は愛されるゲームだと思うのです。